揚げさん、お豆さん、飴ちゃん

日記ぢゃないけど

前回の記事での「揚げさん」という言葉であるが

皆さんの間でいろいろの見解違いがあるようだ

スーパーに売っている商品は「揚げ」で、料理されたものを「揚げさん」と呼ぶと思っていたり

関西では、どんな食べ物にも「さん」や「ちゃん」を付けて擬人化すると思っていたり

大阪のおばちゃんはみんな常に「飴」を持っていて「飴ちゃん、あげよか?」と言って飴をくれると思っていたり

といった誤解があるようだ(飴ちゃんの件は誤解ではないかも知れないが)

この「さん」や「ちゃん」を付けた言葉

元々は室町時代くらいに古く、京都の宮中にいた女官たちが使っていた「女房言葉」に由来するらしい

はっきりとは言わない、婉曲(えんきょく)な表現や女性らしい表現が上品とされたとも言われているが、

ただ「かわいいから」といった理由で使った流行言葉であったともされる

「お」を頭につけたり、最後に「さん」や「もじ」をつけたり、いくつかのパターンがある

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「お豆さん」はフジッコのおかげで全国区の言葉になっているし、「お揚げ」も普通に使うと思う

そんな例は多い

芋→おいもさん
茄子→おなす
座布団→おざぶ
たくわん→おこうこ(香の物)
粥→おかいさん
かき餅→おかき

「おでん」も元は「田楽」であったようだ

「もじ」をつけた例は少ないけど、しゃもじ(杓子)とか、ほのじ(惚れている)がそうかな?

「ひもじい」とか「お目もじ」もその類いらしい

「ちゃん」がつくのの代表は「飴ちゃん」で、なかなか少ないのだけれど・・・

書いておきたいのは、私がめっちゃ小さい頃に使っていたのが飲み物のことを示す「ぶーちゃん」

元はお茶のことで、「ぶぶ漬け」の「ぶぶ」の部分だけを取り出して「ぶーちゃん」

ハチミツをお湯に溶かした飲み物を「あまいぶーちゃん」と呼んでいたと記憶する

もうひとつ、例外的に食べ物ではない例として、仏様のことは「まんまんちゃん」

やすきよの漫才ネタのギャグで「感謝の気持ち、まんまんちゃん、あん」というのがあったなあ

もうひとつ、例外中の例外で「うんこさん」

失礼しました

なんだか話が変わってしまった

すまぬ

 

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