Deep Blue Delay 04

自作エフェクター

エフェクターのディレイについての話

その第4話

Kitを使って製作したディレイ

Deep Blue Delay

音が少しもけることについての考察

DeepBlueDelayの回路図

DeepBlueDelay

よく見ると(よく見なくても)2回路入りのオペアンプの1段目で反転入力

2段目でディレイ音と原音をMIxしているようだ

初段、反転入力なので、入力インピーダンスがR2でほぼ決定されて、つまり180kΩとギター入力を考えると低い

パッシブのピックアップの音は、当然!もける

これを回避するには、この回路の手前に入力インピーダンスを下げるバッファー回路等を入れる これが最善策と思われる

又はR2を500kΩくらいまで上げて、R3も1MΩにすれば増幅率も同じになるはずだが、その他の定数も調整すべきだろう

非反転のハイインピーダンスで受けるという手もあるが、そうすると出力が反転出力になって具合が悪いのかな?

私の場合はギターにバッファーを内蔵している

又はどこかに(多分ギターの直近に)バッファーアンプをかませる

その方が自分には好みのサウンドであるから

そうすると、このディレイのサウンド、いわゆるもけ具合もちょうど良い感じになる

勝手に想像して考察する

この回路の設計者の意図として、デジタルディレイのクリア過ぎる欠点を補うのが目標だったのだろう

その手段として、入力インピーダンスを下げた

その前提として、このディレイより前に何かひとつ、オーバードライブなどのエフェクターがつながれていることを想定して回路設計されたと想像できる

結果、デジタル臭さはすっきり無くなっているが、反面ハイファイではなくなり、パッシブのギターを直接インプットすると.音はもける

それがダメな人は使えないけど、私の様な使い方なら、クリアすぎず、ちょうど良い!

こんなのも見つけた

デジットのキット

2399

デジットのPDFを見ていただくといいと思う

入力のインピーダンスを510kΩに設定している

上で指摘した仕様になっていると思われる

私が作ったDeep Blue Delayに比べると、かなりハイファイに回路設計されている様子

音を聴いてみたい、というか、試してみたいな

これで2304円なんて、激安だと思う

買ってみようかな?

あかんあかん!買わんでええでー、と自分に言い聞かす

でも、回路が読める人だったら、このKitを買っていろいろ好みにモディファイするのもよいかも知れない

 

タイトルとURLをコピーしました