ヘッドホンアンプの製作その2-完成編

自作エフェクター

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ヘッドホンアンプの製作-完成編

初出14/02/03

昨日の続き

パーツを半田付けしていく

img_5371

パーツは前回とほとんど同じ

大きな違いは外部から±15V両電源を供給すること

なので、真ん中下のレールスプリッター回路は今回は必要ない

電圧が上がるので、出力の抵抗を4.7Ωから10Ωに変更してある

ケースに実装

img_5373

前のケースのまま、中身を変えるだけなのでケース加工などが必要なく、すんなり作業は進んだ

今回不思議だったのは、オフセット調整用の半固定抵抗を動かしても、全くオフセット電圧が変化しなかったこと

両電源だからかなあ・・・?

img_5374

ここでもさまざまなICにとっかえひっかえしていたら

前回採用したMUSES8820では、突然1.5Vもの電圧が発生!!

その時接続していたイヤホンを一瞬で破壊してしまった

イヤホンをした耳が急に熱くなった、びっくり!

そしてトホホである

イヤホンが1000円くらいのヤツでよかった?100均のだったらもっとよかったのになあ

MUSES8820の耐圧が±16Vなのが原因と見られる

一瞬16V以上が流れたのだろう

MUSES8820も壊れた

トホホ×2

BB-OPA2604を採用

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耐圧±18VのOPA2604に変えるとめっちゃいい感じで鳴った

オフセット電圧も両チャンネル共0.3mV程度と優秀

完成

mae

前面はヘッドホン端子が標準フォンとミニフォンでひとつずつ

ushiro

背面はステレオ入力で、フォンとピンがひとつずつ

右側は±15V入力

外見は2007年に作ったヘッドホンアンプのまんま!であるが、中身は強力に高音質化に成功した

ボリュームを最大にしてもノイズも全くないし、

強力な音も、繊細な音も確実に再生してくれる

大成功

今まで作った自作の中で1番の優秀選手かも知れない

大満足

その後、レコーディングにもめっちゃ活躍している

この大成功には±15V両電源の外部電源が大きな要因になっていると思う

それについてもいつか詳しく紹介しなければいけない

もちろんトランス式の自作です

 

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