ギターの音を歪(ひず)ませるエフェクター
Distortion(ディストーション)の部類に属するProco Ratを自作する
その第2話
デジットで買った基板で手っ取り早く
ハンダづけした基板
お菓子の空き缶などを利用してインプットとアウトプットのジャック、ボリュームなどを固定
向こうに見えるのはブレッドボード
パーツや定数を変更したいので
部分部分でソケットにしたり、空中配線して実験をする
ブレッドボードでパーツをとっかえひっかえチェックする
組み上げて直ぐは音が出なくて焦った
最近、音が出ないなんてことなかったから
空中が多すぎたね
こういう時は頭を冷やす必要がある
2〜3日放置してからいろんなところをチェック
私もミスってたけど、メーカーの回路図もちょっと間違ってる
説明書どおりに作るなら何の問題も無いのだが
音が出た
すごくいい音
低域も高域もちょうどよく出ていて、かつ太い音
中域の鼻のつまった感じもよろしい
思い切り歪ませても太くていい音
Ratってやっぱしいい音だったんだね
昔持ってたヤツはハズレだったのかな?いやいや、何かが違ってたんだと思う
ダイオードクリッパー
先ずはダイオードクリッパーから選び直してみよう
http://www.kyohritsu.jp/eclib/DIGIT/KIT/distortionkit.pdf
共立のpdfの回路図D1、D2のダイオードでクリップさせて歪みを作っている
このダイオードを色々試してみた
1S1553
キットに付属のパーツ
これをデフォルトとしてモディファイしていこう
1N914
オリジナルのRatは1N914であるらしい
1S1553とよく似ている 聞き比べないと分らないくらい
1N4001
整流用ダイオード Zendriveの時もそうだったが、上の2つよりも太い音で好み
整流用ダイオードはシリコンより歪み感が少なく感じる
1N4007
整流用ダイオード 上の1N4001が50V1Aに対して、1N4007は、1000V1A
4001とよく似ているがこっちの方が丸い感じ 4001の方がトレブリー
1N4148
お、これだな!と感じた
芯のある音で良く歪むところもいいが、ギターのボリュームを絞った時の感じが好み
914より4148かなあ
LED
音量がぐっと上がる
オペアンプの帰還にクリッパを入れたオーバードライブ系のLEDの歪みは好みだが、この回路には合わない気がする
その他
各ダイオード3本を非対称にしたり、色々なダイオードを組み合わせたりもした
Zendriveで試したMOS-FETの2N7000とダイオードの1N34の組み合わせも試した
が、この回路には4148-2本の対称が良い気がする
LandgraffのMo-dというRatモディファイモデルは1N4148の対称、非対称をスイッチで切り替えられるようになっているようだ
1N4148-3個で非対称にすると、音量が上がるが歪み感は少なくなる
今回のRat改造版はハードに歪ませて使いたいと思っていたので、非対称は必要ないような気もする
どっしょっかなあ
今日はここまで