「流星ワゴン」タグアーカイブ

父の時計

1960年製セイコーライナー

父が大切に使っていた時計である。

もちろん手巻き式のゼンマイで動く腕時計

調べてみたが、多分1960年製と思われる。

IMG_6039

SEIKO ライナー Cal.3140  23石  手巻き

TVドラマ「流星ワゴン」を観て、父のことを思い出した、という話は前にも書いた。

流星ワゴンのチュウさんも1960年代に製造されたグランドセイコーをしていた。

そんなこんなで親父の古い時計を引っ張りだしてみたら、これが案外かっこいい。

ゼンマイを巻いてみたら、ちゃんと動くどころか、めっちゃ正確。1日1分程しか狂わない。

製造されてから50年以上も経つ時計が正確に動くなんてすごい。さすがは世界のセイコーだな、と思う。

ベルト交換

IMG_6043

で、放ったらかしにするのはもったいないと思って、ベルトを交換した。

何となくだが、黒にしてみた。

で、そろそろ気が付いたかなあ・・・・

SEIKOのロゴが筆記体

IMG_6045

Seiko Linerと筆記体で書いてある。筆記体のSeikoの文字がおしゃれに感じる

IMG_6058

裏にも筆記体でSeiko Liner 活字体でALL GOLD FILLED

番号は15010

ネットで調べても、これと全く同じ時計は見つからない。

針の太いものはたくさん見つかるが、針が細いものは少ない。さらにこの裏蓋のデザインのものは見つからなかった。

特別なモデルだったのかも知れない。

時代的に、腕時計が大型に、そして薄型に変化していた時期であったらしい。

そういえば、父はこの時計がすごくお気に入りで,、よく「こんなに薄い」と自慢していたなあ、と思い出した。

少しは供養にもなったかも知れないな。

チュウさんロス

流星ワゴンの放送が終了した

毎週「日曜日の楽しみ」として観ていたので何だか寂しい。
まるで「チュウさんロス」と言った感じである。

私はこんなに寂しがっているのだが、ネットの情報によると、「ベストセラー小説の原作、豪華なキャストの起用」など話題性は抜群だったが、期待されたより視聴率が伸びず、局としては、かなりがっかりしているとのこと。

何でかな?私はかなり面白いと思ったのだが。

このドラマ、親子、それも父親と息子の関係についてのドラマだったのかも知れない、と思う。
それは主人公、一雄とチュウさんだけではなく、ワゴンに乗る亡霊?の橋本とその息子の関係のついても同様。

ドラマを観ていて、私は何度も父親のことを思い出した。

と、いうことは男性目線のドラマだったのかも知れない。
「それで女性票が取れなかったのかあ」とも思った。

チュウさんロスで、日曜日が寂しくなってしまった。

 

閑話休題、「フィールドオブドリームズ」という映画がある。

FieldOfD

 フィールドオブドリームズ

日本初公開の時、この映画はあまり注目されなかった。

あるTV番組で、映画評論家のおスギさんが
「こんな素晴らしい映画を1週間で打ち切って『私をスキーに連れてって』なんかをロングランしている様だから日本の映画界はいつまで経ってもダメなのよ」
と涙目でマジで怒ってられるのを観た。

おスギさんのその様子を観て「これは観なきゃ」と早速次の日に一人で2番館に出かけた。

この映画も父親と息子の関係についてのドラマである。特に息子から観た父親への思いを描いている。

時期的にも父が亡くなって半年程経った頃だったので、不覚にも映画館で号泣してしまった。

映画が終わると、当然多くの客は立ち上がって帰って行くのだが、私は立ち上がることができなかった。

泣きながらエンドロールが流れるのを観た。

エンドロールの中、天の声のキャストの名前が「Himself(彼自身)」となっているのを見て、また泣いた。

フィールドオブドリームズも映画評の分かれる作品である。

私のように超感動して泣く人間と「どこが感動するのか分らない」という人がいるのだ。

そして、この映画はカップルで観てはいけない映画ナンバーワンと言われているのだそう。

男はロマンチストで、女性はリアリストだ、ということか。

流星の腕時計

「流星ワゴン」がすごく気に入ってしまったので、もうひとつだけ。ドラマの中で過去に戻ったりする時、セイコーの腕時計が画面に大写しになって針がぐるぐると回るのだが、SEIKO GPS SOLARなどの文字がしっかりと読み取れる程、はっきりと長い時間映し出されている。正式なスポンサーではなく、協賛とか協力ということであるようだが、いったいどのくらいのお金が動いているのだろう。その他にも、「ローソンのティラミス」は何度も登場していて、「お前の好きなローソンのティラミス」などという台詞もあった。聞くところによると、流星ワゴン×ローソンのタイアップ商品として「チュウさんの朋輩お好み焼き」というのが販売されているようだ。また、前回の放送では、あからさまにユニクロに買い物に行ってフリースを買うシーンがあったが「ヒートテックフリースっていうんだ」などという台詞もあった。少し前まではTVドラマなどでは、なるべくブランドなどは隠していたように思うが、TVもネットみたいに「スポンサードリンク」や「アフェリエイト」みたいな感覚が取り入れられる新しい時代が来たのかも知れない。蛇足ながら、冒頭の「大写しになる一雄の腕時計」はセイコーアストロン GPS ソーラー SBXB011、販売価格は16万くらいのようだ。チュウさんの時計もグランドセイコー 45GS CAPGOLDという1960年代に製造されたアンティーク時計で、こちらも市場では16万くらいするようだ。あと、2人を乗せて過去に向かうワゴンはホンダのオデッセイであるが、こちらは原作小節の中で「ワインカラーのオデッセイ」という記述があるそうだから、また別の意味を持つのだろう。

おやぢの想い出

「流星ワゴン」を観ていて、父親のことを思い出した。私がまだ小学校低学年の頃であったと思う。雨が降って来たので駅まで傘を持って迎えに来て欲しい、というような電話があったのだろう。母親に言われて、私は家から歩いて10分足らずのところにある地下鉄の駅まで父を迎えに行った。どこかで一杯ひっかけて来た父は機嫌が良く「何か買ってやろう」とか言って、帰り道の酒屋(いろいろ売ってる今で言うコンビニ風だったと思う)に寄ったように記憶している。私は前から目をつけていた、店頭にある「キャラクターの描いてある脚のついたグラス」が欲しいと頼んだ。良く覚えていないがバヤリースの景品で、おぼろげながら、虎のキャラクターが描かれていたように記憶している。ここからは少し演出が入ってしまうが・・父「兄ちゃん、息子がなんや絵の書いたコップが欲しい言うとるんやけど、あれもらえるか?」店員「店頭のグラスはバヤリース6本に1個ついてくるという景品ですので、バヤリース6本お買い上げいただくと1個差し上げます」父「あ、そうか、わかった。ほんなら替わりにダルマ(サントリーオールド、当時、高級品で2000円くらいはしたと思う)1本もらうわ、そっちの方が全然値段高いし、それでええやろ」店員「いえ、それはできません。バヤリース6本に1個ついてくるという景品です」父「あ、そうか、わかった。ダルマ2本もらうわ、それでええやろ、息子がほしがっとるんや、やったってくれるか?」店員「いえ、それはできません。あくまでバヤリースの景品ですから」父「そうか、わかった。お前んとこではもう2度と買い物せんから、帰る」と、ぷいと店を出てしまった。私は父を怒らせてしまったと、すごく悪く思ったのだが、その後、父は私に対して「もらえんかってすまんな、またどっかで見つけたら買うたるからな、すまんかったなあ」と謝ったのだ。私はさらに「無理言って悪いことしたなあ」と感じていた。ここからがちょっと面白い。家に帰ってしばらくすると、さっきの酒屋のおばさんと思われる人物が血相を変えて我が家を訪ねて来た。「先程は息子が失礼なことを言いましたようで申し訳ありません。強くしかっておきましたので、今後とも〇〇酒店をご贔屓にどうぞよろしくお願いします。」とサントリーオールド2本とキャラクター付きのグラス2個を差し出したのだ。父はドヤ顔で「無理言うてすまんなあ、うちの息子がどうしても欲しいて言うもんやから、おおちゃく(横着)に育ててしもてなあ」って、横着なんはおやぢやろ。