Tone Stack研究05

自作エフェクター

新しい「エレアコ用のプリアンプ」を構想中

研究が進んでいる

ToneStack

今回はToneStackの回路を使って組んでみたい

ToneStackの性格?を知る必要がある

自分用の確認として記述

ToneStackはパッシブのフィルター回路なので、どこかの周波数を強調したりはできない

減衰させることのみできる

基本的にミッドが削られた、真ん中が谷になった周波数特性になる

上の図は、Duncan Tone Stack CalculatorというWindowsで動作するフリーのプログラム

ToneStackの動作が見られる便利なアプリのようだが、うちはMacなので使えない

残念でならぬ

参考になるページ

How The TMB Tone Stack Works

まずはこのページで勉強した

ちょっと大雑把な感じもするが、初心者?にはこの辺りから始めるのが良さそう

Tone Stacks: Fender Bassman 5F6-A vs. Marshall Model 1987

このページから3話は熟読した=すごい!

Tone Stack for Guitar Amplifier Reference Design

テキサス・インスツルメンツが提供する回路図

設計の考え方、テストデータまで提供されている

さらに自分用に記述

MIDDLEを10にしてTREBLEとBASSをゼロにした時、周波数特性は一番フラットに近くなる

その時信号は−10dB程度以上減衰されているので、その前、または後で増幅してやる必要がある

R1はスロープ抵抗

R1を小さくするとフラットのときの減衰量を少なくできる(ローミッドが強調される)

また、R1は削られるミドルの谷の低音側の傾斜(スロープ)を決める抵抗で、Slope Resisterと呼ばれる

それによってミドルの谷の中心周波数も変化する

C1で高音を調整

C1を大きくすると削られる周波数の上限が低い方にシフトする

なので、C1を小さくすると高音のみが強調されることになる

C3で中音を調整

C3を大きくすると削られる周波数が低い方にシフトする

C2で中音を調整

C2を大きくすると低音のみが強調されることになる

各アンプモデルのToneStackの定数について比較してみる

  1. Fender Bassman 5F6-A
  2. Marshall JTM45
  3. Fender Twin Reverb
  4. 土日で作るエフェクター(リットー)Vintage Tone
  5. YAMAHA F-100
  6. Texas Instruments Tone Stack for Guitar Amplifier
R1 C1 C2 C3 VR1 VR2 VR3
5F6-A 56k 250p   0.02u   0.02u 250k 1M 25K
Marshall  33k  500p  0.022u  0.022u  250k 1M 25K
Twin  100k  250p    0.1u  0.047u   250k   250k  10k
Vin-Tone  10k
3.5k
 1000p
3300P
  0.22u 0.1u   100k  100k  5k
F-100  10k  2700p  1.0u  0.5u  25k  25k  1k
Texas 33K 470p
940P
0.022u 0.022u 250k 1M 25K

注:以前の記事のF-100の回路図は間違っている

回路図は訂正していないが、記事を訂正した

 

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