エフェクターの電源電圧

自作エフェクター

ギターのエフェクターは

9Vの四角い、006P電池1個で駆動するものが多いが

006P電池が2個必要なものもある

Brown Sound In A Box
とあるエフェクター雑誌(そんなのもあるのよ)で ブラウンサウンドの特集が組まれていた ブラウンサウンドって何だ? エレキギターサウンド、 特にロックな歪みサウンドの理想として、 ブラウンサウンドという言葉が使われること...

実際に12Vや18Vのアダプターが必要なエフェクターもあるし

Jisaku Power Supply
昨年末に紹介したエフェクターボードの中の 9番目 Jisaku Power Supply D.C.15Vを入力し D.C.9Vを7つ D.C.12Vを1つ出力できるようになっている 内部 9Vの部分...

9V仕様でありながら「18Vで使うといい音になる!」

と言われているようなエフェクターも存在する

そんなことして大丈夫なのかなあ?

ご注意

9V仕様のエフェクターに

18Vを供給するのは危険

壊れてしまう場合もある

次に説明します

昇圧回路

エフェクター内部に

外部から入力された9Vを

18Vに昇圧させる回路を備えたものがあり

実際には16V程度ではあるが

上げた電圧で駆動している

1番有名なのは、

KLONのCENTAUR(ケンタウルス)で、

Klon Centaurの製作03
Klon Centaur(クロンケンタウルス)の製作 その第3話 旧ガックラの機材ページから再構成しています 一気に組み上げた 一気に配線完了 基板への配線などはBeidenの撚り線を使用した 8502 85...

使用されている昇圧用のIC、MAX1044の耐圧は10V

ちょっと間違って、10Vを超えた電圧をかけてしまうと・・・

あっという間にMAX1044は昇天する

一般に販売されている9Vのアダプターは

10V以上出ているものも多くあるから

十分な注意が必要となる

もっと高い耐圧の昇圧用ICも存在するのに

安価な10V耐圧のMAX1044を使用するなんて・・・

そんな危なっかしいエフェクターを

よくもまあ、あんなすんげえ高い値段で売れるもんだ

知ってしまうと腹が立ちますね

コンデンサーの耐圧

エフェクター内部のコンデンサーの耐圧にも注意が必要

特に電解コンデンサー

9V仕様のエフェクターであれば

12.5Vや16V耐圧の電解コンデンサーが

使われている可能性が考えられ

それ以上の電圧をかけると

最悪の場合、爆発する(本当です)

電池の電圧

新品の006P電池は9.7Vくらい出ているものが多い

使用していくうちに電圧(ボルト)は下がる

私の経験的には

すぐに8Vくらいまで下がって

その後は安定してゆっくり下がっていく感じ

電圧降下の効果?

電圧を上げることで

サウンドを改善できる!

と盲信している人もいるが

下げることでの効果もある

新品の電池でこそ

そのエフェクターの一番良い音!が出ると思いきや

電圧の下がった死にかけの電池?

良い音が出る場合がある

特に歪みものでそういう現象が起こる

実験?

エフェクターに供給する電圧

上げるだけでなく

あらゆる電圧でのサウンドの実験がしたくなった

9Vを中心に上にも下にも可変できる

かつ、安定した電源が欲しくなったのだが

やはり市販品に適切のものは見つからなかったので

作ることにした

続きはまた明日!

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