「Big Muff」タグアーカイブ

Big Muffの自作改造08

昨日の記事の続き

回路に半固定抵抗を2つ追加した

IMG_9495

50KΩの半固定抵抗をぐりぐりすると

狙いどおりにフィルターのカットオフ周波数が動く

やったあ

ところが・・・

この半固定抵抗、あっという間に壊れた

2個ともダイヤル部分が割れてしまったから不良品だ

この形のものは買わないように注意しよう

でも、ポイントは分ったぞう

やり直し

IMG_9496

47kΩと33kΩに変更

bigmtone02

LPF

ボリューム最大でデフォルトの795Hz
ボリューム12時で436Hz
ボリューム最小で300Hz

ボリュームを12時くらいにするとLowがぐっと出てくる

本体のToneを上げれば低音が出過ぎることも無い

HPF

ボリューム最小でデフォルトの1881Hz
ボリューム12時で815Hz
ボリューム最大で520Hz

こちらもボリュームを12時くらいにするとHigh成分というより、中域が膨らんで来る感じ

両方のボリュームを3時にすれば、600Hzあたりを中心にしたHighとLowのトーンバランスにもなる

これはいい感じです

狙いどうり!

Big Muff 一応の完成と致します

IMG_9513

“”ハ(゚∇゚*)パチパチパチ♪

 

Big Muffの自作改造07

ちょっと時間ができたので、ハンダ付けをするぜ

Big Muff自作記事の06が昨年12月だったが、その頃からもうちょっと改造したかった

トーン回路

3つめと4つめのトランジスタの間に特徴的なトーン回路がある

専門的な説明解析は他のサイトの先輩方にお任せするとして・・

その部分を触りたい

V2 SCHEMATIC TEMPLATE_NPN_polarized electros

回路図で言うと

Red_Army_Overdrive_V7BMP_Schematic_2ndEd

R8(20KΩ)の抵抗とC8(0.01uF)のコンデンサーで形成されるローパスフィルターで低音成分のみを通し

C9(0.0039uF)のコンデンサーとR5(22KΩ)の抵抗で形成されるハイパスフィルターで高音成分のみを通し

それをR25-Tone(100KΩ)のボリュームで調節できるしくみになっている

ボリュームを絞り切ると795Hzより下の低音が強調され

反対にボリュームを開け切ると1855 Hzより上の高音が強調される

実機では、

ローパスフィルター(以下LPF)は20kと0.01uFで795Hz

ハイパスフィルター(以下HPF)は18kと0.0047uFで1881Hz

に設定していた

でも、もうちょっと何とか好みにしたいなあ

歴代Big Muffの回路を調べると

すごくたくさんのパターンが見つかったが

LPFは400Hz〜800Hz

HPFは900Hz〜1900Hz(例外的に400Hz)

に設定されていることが解った

ドンシャリサウンド?

たいていのモデルが

LPFは400Hz、HPFは1200Hzとか、LPFは800HzでHPFは1800Hzとか、真ん中が抜けている

このトーン回路は「そうやって使うもの」と思っていたが、それが正しいわけではなく

LPFとHPFを全く同じ定数で800Hzあたりに設定した回路もあった

なんとなく分ってきたぞう

改造

現在のトーンだと急激に効き過ぎる

Highを上げようとするとLowが急激に足りなくなるし、その逆も同じ

HighとLowを独立させる案もあるが・・・

BigMuffの特徴であるこのToneは活かしつつ・・

LPFとHPFでできている「谷の部分」をもう少し狭くするといいのではないか?

そこで

ある範囲で微調整できるようにしよう!と、考えた

上の切り抜いた回路図とLPFとHPFが上下逆になっているのでご注意

BigMTone

私の拙い知識を総動員して

こんな感じにしたらどうか?

と、考えたのだが・・

次回に続きます

 

Big Muff Pi(パイ)の自作06

ギター用のエフェクター

Big Muff Pi(パイ)の自作 6回目

各時代3機種の回路を書き起して検証

理想的なBig Muffを自作しようと計画

抵抗はDale、コンデンサーはAVXとかEROのBOXタイプを使った

ヒヤリングテストを繰り返してパーツを厳選?した

そして肝心のトランジスタは2SC1815、ダイオードは1S2076に決定した

ところが!

何かが気に入らない

めっちゃ時間かけて組み上げたBig Muffであったが、何かが気に入らない

トーン回路の定数をいじっているうちに分けが分らなくなってしまった

オイルコンデンサー

現在は特別な場合を除いて製造していないめっちゃ古い電子部品

前にも書いたが、この頃はいろいろと妄信的になっていたのもあって・・・

オイルコンデンサーなるオカルト的?要素を投入してしまった

トーン回路やクリッピングダイオードに直列に入っているコンデンサーをオイルコンデンサーに交換すると・・

あらら、なんとなくそれっぽい感じに変化したように感じた

古めかしい音ではない

なんだかつやつやした音になったように思った

プラシーボ効果?思い込みかも知れない

それがきっかけで

ほとんどのコンデンサーをオイルコンに交換してしまった

IMG_8420

あ〜あ

 

Big Muff Pi(パイ)の自作05

ギター用のエフェクター

Big Muff Pi(パイ)の自作 5回目

資料が出てきたので記録しておく

モデルにしたBig Muff

Speenaのシホちゃんから借りた3台のBig Muff

1. USA製(w/t Tone-Bypass SW)
2. Black Russian
3. White Russian

すべての回路図を書き起し、吟味した上で

ユニバーサル基板で手配線で組み上げた

一応の目標としたのは、3.の White Russian

昨日の記述にあるように、抵抗はDale、コンデンサーはAVXとかEROのBOXタイプを使った

トランジスタは2SC1815、ダイオードは1S2076に、ヒヤリングテストを繰り返して決定した

ところが!

何かが気に入らない

めっちゃ時間かけて組み上げたBig Muffであったが、何かが気に入らない

何かが違う

何が違うのか分らないけど、何かが違うと感じた

トーン回路

3つめと4つめのトランジスタの間に特徴的なトーン回路がある

専門的な説明解析は他のサイトの先輩方にお任せするとして・・

V2 SCHEMATIC TEMPLATE_NPN_polarized electros

上の回路図で言うと

R8(20KΩ)の抵抗とC8(0.01uF)のコンデンサーで形成されるローパスフィルターで低音成分のみを通し

C9(0.0039uF)のコンデンサーとR5(22KΩ)の抵抗で形成されるハイパスフィルターで高音成分のみを通し

それをR25-Tone(100KΩ)のボリュームで調節できるしくみになっている

ボリュームを絞り切ると795Hzより下の低音が強調され

反対にボリュームを開け切ると1855 Hzより上の高音が強調される

この回路図を見つけるまで正確な定数が分らず、違う定数のコンデンサーを使っていた

で、この部分を触り始めたら迷宮に入ってしまった

あちらを立てれば、こちらが立たず、

もっと早くにこの回路図があったらよかったのになあ

この話、まだ続くのかなあ?

ごめんな

Big Muff Pi(パイ)の自作04

ギター用のエフェクター

Big Muff Pi(パイ)の自作 4回目

資料が出てきたので記録しておく

13年も前のことであったと発覚してびっくり

Big Muff Pi(パイ)

1. USA製(w/t Tone-Bypass SW)

2. Black Russian

3. White Russian

前回の記事では、3機種の主な音味の違いについて、あたりまで書いた

回路図のメモ

BM-hobo

2002年と書いてあるから、13年も前のことであったと発覚

当然のことながら、細かいことは覚えていない

回路の定数をあれこれいじってメモしてある

ブレッドボードで仮組みしたのかどうかも覚えていない

ユニバーサル基板でざっと組んでしまって重要な部分だけテストしたんだと思う

しかし、よくもまあこんなめんどくさいことをしてたもんだ

パーツ

この頃、Sound & Recording Magazineの「ミュージシャンのための電気回路講座(やったっけ?)」を読み始めていて電子パーツについて偏執狂的になっていたように思う

ネットも今のように充実していなかったから、偏った知識に惑わされていた

抵抗はDale(デール、高級品)、コンデンサーはAVXとかEROのBOXタイプを使った

無駄なことをしていたようにも感じる

今考えると、古いエフェクターなのだからもっと安い部品で充分というか、その方が良かったかも知れない

トランジスタ

メモ書きによると

2SC945はボツ
2SC1815は◯
2SC828もダメ

と書いてある

音が鳴らない、とかではない

サウンドがダメだと書いているのだ

普通に考えると、各トランジスタですんごくでっかく増幅しまくってるから、どんなトランジスタでもそうは変わらないと考えるのが普通であろうが

やってみた人(私)が言うんだから仕方ないよな

クリッピングダイオード

1S1588→1S2076で決定

1SS133もよい
MA165はダメ
LEDもダメ、ゲルマは全くボツ

とある

「シリコンダイオードならどれも似たようなもの」と考えるのが普通であると思うが

これも試してみた人(私)が言っているんだからそうなんだろう

 

こういうすごく面倒な作業をしていたのだなあ

よっぽどヒマだったか、よっぽど気に入ったのか、何かに取り憑かれていたのか

それとも何かに悩んでいたのかなあ

そうなのだ

まだまだこれだけでは終わらないのだ

続きます

Big Muff Pi(パイ)の自作03

ギター用のエフェクター

Big Muff Pi(パイ)の自作 3回目

10年ぐらい前の話であるが、資料が出てきたので記録しておく

昨日の記事で基板から回路図を起こすところまで書いた

Big Muffとは

1970年頃に発売され始めたエレキギター用エフェクター

音を歪(ひず)ませ、特に音を伸ばす特徴がある

音を歪(ひず)ませるエフェクター、現在は「ディストーション」又は「オーバードライブ」などと呼ばれ、音味で区別されている

その頃は「Fuzz(ファズ)」と呼ばれた

ジミヘンドリックスの使用で有名な「Fuzz Face」はその代表選手である

そして「Big Muff 」は「Fuzz Face」と双璧ともいえるFuzz Machineの傑作と言えるだろう

歴史

1971年エレクトリックハーモニクス社から発売

その後、公式,非公式にいろいろな会社で製造・発売され、多くのバージョンが存在する

シホちゃんから借りた3機種

1. USA製(w/t Tone-Bypass SW)

2. Black Russian

3. White Russian

3つとも回路図を書き起したが、今回目標とするのは3の白っぽいロシア製

3台を比べてみると

いろんなところにいろんな回路図がある

回路の解析も多くの人が行っているから、そこは他のサイトに任せるが

3機種ともトランジスター4石の増幅回路で

1石目がバッファー、2石目3石目がダイオードクリッパ、トーン回路があって4石目が送り出しバッファーであった

私が書き起した回路図

Muff-White01

きたない

3台の音味の大きな違い

1のUSA製が一番歪む、そして暴れる

3のWhite RussianはLowが引き締まっていて唸る。弾きやすい

2のBlack Russianはその中間といった感じか

何となくの直感だが、ダイオードクリッパと直列につながるコンデンサーによるところが大きいのではないか、と感じた

1のUSA製が1uF、2のBlack Russianが0.1uF、3のWhite Russian0.047uF

なんとなくそれっぽい説明だな

あと、ダイオードクリッパと並列のコンデンサーも歪みの高音調整に大きなファクターだろうと思う

見つけた!

最近になって見つけた回路図

V2 SCHEMATIC TEMPLATE_NPN_polarized electros

Early Russian Madeと呼ぶのかあ

だいたいはこの回路定数で制作した

主な違いと考察

上の回路図から言うと・・

トランジスターがすべて見た目からも違った

型番はほとんど不明で、分ったところで入手困難

倍率などの設定もさまざまであるが、がばっと増幅していることだけは間違いないので・・・

この部分は保留

2段目、3段目のダイオードクリッパーの部分の「ダイオードD1〜D4」も出音に大きく影響しそう

前述の2段目、3段目のダイオードクリッパーの部分の「ダイオードと直列するコンデンサーC6、C7」

0.047uF、0.1uF、1uFとさまざま

この部分はヒヤリングテストをしよう

トーン回路

C8、C9、R8、R5で構成されるトーン回路がBig Muffの大きな特徴であることは間違いない

この部分はまた別に解析、検討したい

長くてつまらない話、最後までお付き合いありがとうございました

このプロジェクトはまだ続きます。また週末あたりに・・

Big Muff Pi(パイ)の自作02

ギター用のエフェクター

Big Muff Pi(パイ)の自作 2回目

10年ぐらい前の話であるが、資料が出てきたので記録しておく

当時交流のあったSpeenaのシホちゃんから、エフェクター「Big Muff 」の修理を頼まれたのがきっかけ

ロシア製の白っぽい躯体

BF2

Big Muffマニア

前回「当時Speenaで活躍していたシホちゃんだが、実はファズマニアで・・」などと書いたが

ご本人からメールをもらった

Muff-5

「写真に写っていないものもあります」とのこと

どんだけ「Big Muff好き」やねん?!

 

上段中央 USA製(w/t Tone-Bypass SW)

上段左 Black Russian

下段左 White Russian

 

の3台を貸してもらった(と思う)

どれもがBig Muffの音ではあるのだが、少しづつ音味が違う

「白いロシア製」が最もいい感じに唸る

これは研究の絶好のチャンス!

ご本人の承諾を得て

回路図を起こしてみることにした

エフェクター内部の基板をトレースするして、回路図を読み解くのだ

ハンダ面

Muff-W02

 

パーツ側

Muff-W03

よっぽどヒマだったのだろうか

よくもまあ、こんなことしてたもんだ

回路図

Muff-White01

ネットでもいくつか回路図は見つけていたので、それらをヒントにしながら回路図にした

Big Muffは時期によっても回路定数が違うし、いろんなバージョンが存在するようだ

結局、このときはぴったんこ当てはまる回路図は見当たらなかった

けっこうレアな躯体なのかなあ

Big Muff Pi(パイ)の自作01

かなり前の話

10年ぐらい前の話であるが、資料が出てきたので記録しておく

当時交流のあったSpeenaのシホちゃんから、エフェクター「Big Muff 」の修理を頼まれた

「音が出なかったり、発振したりする。診て欲しい」とのこと

ロシア製の白っぽい躯体だった

「Big Muff Ⅱ」みたいな感じ?に書かれていた

「Ⅱ」に見えるけど「π」なんだな

多分これと同じモデル

BF2

でっかいフットスイッチが特徴

ボリュームノブはこれと少し違ったと思う

とぐろを巻いたような特別なデザインだったと記憶する

修理の内容

Inputのジャックが経年変化で割れてしまっていた

交換するにも同じ部品はないので、エポキシ系ボンドで接着した

一カ所、ケーブルが古くなって、アースが浮きかかっている部分があった

本人と相談して、新しいケーブルと交換した

試奏してみた

すげえ!

Fuzz Faceとは全く違う

めっちゃサスティンがあってサウンドが唸(うな)る

Fuzzマニア

当時Speenaで活躍していたシホちゃんだが、実は「ファズマニア」で、Big Muffを時代別に3台所有しているとのこと。もちろん?Fuzz Faceなども所有

いろいろと貸してもらうことになった

そういえばSpeenaに「Fuzz」っていう曲があったな

貸してもらったのは

USA製(w/t Tone-Bypass SW)

BMusa

現行モデルではない

Tone-Bypassスイッチの付いている

通称第3期と呼ばれる80年代のBig Muffだと思われる

 

黒いロシア製

BMrussian

Black Russianと呼ばれるモデル

写真はSmall Boxタイプ(それでも今のエフェクターに比べるとでかい)だが、借りたのは大きい方のモデル

 

そしてもうひとつは今回修理した

白いロシア製

BF2

どれもがBig Muffの音ではあるのだが、少しづつ音味が違う

今回修理した「白いロシア製」が最もいい感じに唸る

これは研究の絶好のチャンス!

ご本人の承諾を得て

回路図を起こしてみることにした

乞うご期待!