流星ワゴンの放送が終了した
毎週「日曜日の楽しみ」として観ていたので何だか寂しい。
まるで「チュウさんロス」と言った感じである。
私はこんなに寂しがっているのだが、ネットの情報によると、「ベストセラー小説の原作、豪華なキャストの起用」など話題性は抜群だったが、期待されたより視聴率が伸びず、局としては、かなりがっかりしているとのこと。
何でかな?私はかなり面白いと思ったのだが。
このドラマ、親子、それも父親と息子の関係についてのドラマだったのかも知れない、と思う。
それは主人公、一雄とチュウさんだけではなく、ワゴンに乗る亡霊?の橋本とその息子の関係のついても同様。
ドラマを観ていて、私は何度も父親のことを思い出した。
と、いうことは男性目線のドラマだったのかも知れない。
「それで女性票が取れなかったのかあ」とも思った。
チュウさんロスで、日曜日が寂しくなってしまった。
閑話休題、「フィールドオブドリームズ」という映画がある。
フィールドオブドリームズ
日本初公開の時、この映画はあまり注目されなかった。
あるTV番組で、映画評論家のおスギさんが
「こんな素晴らしい映画を1週間で打ち切って『私をスキーに連れてって』なんかをロングランしている様だから日本の映画界はいつまで経ってもダメなのよ」
と涙目でマジで怒ってられるのを観た。
おスギさんのその様子を観て「これは観なきゃ」と早速次の日に一人で2番館に出かけた。
この映画も父親と息子の関係についてのドラマである。特に息子から観た父親への思いを描いている。
時期的にも父が亡くなって半年程経った頃だったので、不覚にも映画館で号泣してしまった。
映画が終わると、当然多くの客は立ち上がって帰って行くのだが、私は立ち上がることができなかった。
泣きながらエンドロールが流れるのを観た。
エンドロールの中、天の声のキャストの名前が「Himself(彼自身)」となっているのを見て、また泣いた。
フィールドオブドリームズも映画評の分かれる作品である。
私のように超感動して泣く人間と「どこが感動するのか分らない」という人がいるのだ。
そして、この映画はカップルで観てはいけない映画ナンバーワンと言われているのだそう。
男はロマンチストで、女性はリアリストだ、ということか。