2ch仕様のエレアコプリアンプの製作
第6話
本日はD.I.部分を作る
D.I.ボックス
「D.I.」とか「ダイレクトボックス」と呼ばれることが多いが
正式には「Direct Injection Box」
ライブやレコーディングの現場で使われる
楽器信号をプロ規格の「バランス転送」に変換してミキサー卓に直接送るための機材
バランス伝送
ほとんどの楽器出力や家庭のオーディオの信号はアンバランス伝送である
(今の若者はCDプレーヤーなどのオーディオを持っていないらしい)
芯線=+が1本、外側がアース=−が1本の普通のシールド線で送られる
が、プロの現場では芯線2本、HotとColdが1本ずつと外側がアースの3極で
キャノンタイプの金属製のコネクターで「バランス伝送」される
「D.I.」は、ハイインピーダンス、アンバランス信号をローインピーダンスのバランスに変換して送り出す機材である
そうすることによって、ノイズに強く、より良い安定したサウンドを提供できるだけでなく、
うっかり混入したノイズもキャンセルされて伝送される
すごいな「D.I.」
全体回路図
回路図から、右側「D.I.」部分のパターンを起こす
ICの足のピッチ(2.54mm)に合わせて縮小して・・
センターポンチで基板に転写?
前回の基板製作の経験から・・
IC部分だけは先に穴あけした
2.54mmユニバーサル基板を当てて、正確に!
大成功だと思う
パターンはなるべく太く
余った部分もアースべた塗り?に近い感じで「Zebra マッキーの青」を塗った
エッチング
すんごくうまくいった
だんだん上手になっていく
嬉しい
穴あけ
前回ドリル刃を2本も折ったから・・
慎重に
今回は0.9mmのドリルにした
いい感じ
今時、こんな面倒な作業を楽しんでいる人も少ないだろう
パソコンでパターン作って、海外の企業に発注するのが流行り?らしい
はんだ付け
ああ、楽しい
ちょっとご質問を頂いたので・・・
この「しましま」のビーズ、「抵抗」と言います
簡単に言うと、電気を「通しにくく」するパーツ
「しましま」の「カラーコード」で抵抗の大きさ「Ω(オーム)」が分かるようになっている
ベースの色も製品よって様々で、ブルーのやらピンクの色のやら、すごく可愛いのがある
独り言
パーツによって音は変わる
でも・・
ほとんどオカルトの世界に感じる
値段の高いパーツや、古く希少なパーツはビンテージ!などと呼ばれて、「いい音」と評価され
安いパーツは「ダメだ」とされることがほとんどだ
経験を積むうち「本当かなあ」と疑うようになった
ブラインドテストしたら、多分「違う結果」になるだろう
外国製の高価なパーツも使ってみたが、大して効果が無いばかりか
たいていの場合、日本製のパーツ方が安定した製品であると感じた
そして、もう、オカルトの世界からは卒業することにしたら、
すごく楽になったし
パーツ代が半額以下になった
だって・・・
1本60円のUSA製抵抗を使っていたこともあったが
先日買ってきたのは100本入りで300円の日本製
わっ、20分の1や!
全部日本製
きれいねーー