前回までに、平滑コンデンサー、ボリュームポット、スピーカーケーブルなどを交換して、すっかりご機嫌になったFender Vibro Champである。
今回はその番外編である。
真空管のリテイナーを作る
パワー管が結構重くて、時々外れて落ちてしまう。真空管はガラスでできているので、割れることも考えられる。
真空管のリテイナーは専門店に行けば売っていると思うが、いろんな規格やサイズがあってややこしい。
そこで私は、こんなことを考えた。
シャンパンコルクのストッパー
シャンパンという名前は、フランスのシャンパーニュ地方のものだけが名乗れる。この金具はスペインのカヴァのものだったかな?そんなのどうでもいいな。
スパークリングワインのコルクを留めている金具で、真空管のリテイナーを作ってみようと考えた。
Groove Tubeのパワー管、GT6V6-Sにぴったりではないか!
整流管もついでに
ストッパーの金具は柔らかいので、いくらでも整形することができる。
以前の記事で、整流管5Y3GTを中国Sovtek製と書いてしまったが、間違っている。Sovtekはロシア製、こちらもGroove Tubeのセレクト品だった。
真空管は現在、需要がたいへん少なくなって、中国、ロシア、スロバキアなどで生産されているだけである。Groove Tubeは米国の会社であるが、真空管を製造するのではなく、測定、選別して売っている会社である。こういう商売もあるのだ。いわゆるセレクトシャップというヤツか。
めっちゃ細い銅線(LANケーブルを剥いたもの)でソケットの留めネジに引っ掛けた。
バッチリやんかあ
またまた大成功なのでした。