昨日からの続き
今日は電気関係
いろいろ検討した結果、少しゲインを持たせたバッファーアンプをギター本体に内蔵することにした
FET1石でパーツ点数も極力少なく
FET ソース接地増幅回路
こんな感じでどうか
ブレッドボードで試してみたら、すごくいい感じ
R4は入力インピーダンスを決める大切な抵抗だが、ギターのボリューム直後なら省略できそう
R5の入力制限抵抗も省略できそう
R1//R2の割合で増幅の倍率が決まる
R1:4.7kΩ R2:10kΩで約2倍 6db
適当な値だが、すごくいい感じなのでこれを基本とする
FET
2SK30A 2SK170 2SK117 2SK184
を試してみたが、どれもいい音で鳴る
2SK184の暴れっぷりにも惹かれたが、クリーンも歪みも万能な2SK30Aに決定
C1
C1とR3でハイパスフィルターになっている
R3を100kΩとすると、C1が0.1uFの時にカットオフ周波数が16Hz
16Hz以下がカットされることになるが、16Hz以下なんて絶対聞こえていないはずなのだが、数値を変えると印象が変わる
C1を0.047uFにするとカットオフ周波数は34Hzになり、Lowがぐっと締まって聞こえる
0.022uFにするとさらにLowがぐっと締まる
歪みだけだったらそのぐらいの方がまとまるかも知れないが、クリーンのときはもうちょっと太さが欲しい
いろいろ試して、C1はニチコンMUSE-ES(BP) 1.0uFにすることにした
ニチコンMUSEの美しい緑色の外観が好きというのもある(笑)
音は元気な感じ、悪く言うと少しざらっとしたような感じだが、これも好きなんだと思う
カットオフ周波数は1.6Hz
ちょっと低すぎるかも?なのだが
太く感じたから仕方ないな
決定回路図
R1は消費電流を実測して0.4mA程度になる3.6kΩとし
そこからR2を約2倍の7.4kΩに決定
C2は1000pFとしたが、7.4kΩとの関係でハイカットは21kHz
もうちょっと大きくして下げてもいいかも知れない
ユニバーサル基板に組んで
背の高い電解コンデンサーは寝かしたりして工夫した
かなりコンパクトにまとまったと思う
ちょっとづつ上手になって来てるね
このギターは裏側に充分なキャビティがあるので、006P電池も回路も楽々収納できる
電池交換も容易なので安心!(ストラトだと悩むんだよな)
回路本体は熱収縮チューブで保護
電池もスポンジで包んだ
ボリュームポットがPush/Pushのスイッチになっていて
リアピックアップのタップでシングルコイルにできる
完成
もちろんアウトジャックはステレオタイプに交換して、ジャックインで電池がOnになるようにしてある
スイッチの接点も磨いて・・・
ノイズもないし、6dbのパワーアップでめっちゃ弾きやすい
フロントピックアップ/シングル、リアピックアップ/ハムバッカーの組み合わせもたいへん面白い
特にフロントのシングルがすごく楽しくなったな
今回の作戦は予想以上の大成功だったと思う
やったね!