楽器用のシールドケーブル
シールドケーブルはMOGAMI 2534を多く使う
それまではBELDEN8412などの外国製を使っていたりもしたが、
今は、MOGAMI 2534に落ち着いているといったところか
音はフラットで、ケーブルの硬さもちょうどよく
ステージなどでの取り回しもしやすいし
お値段も安くて(サウンドハウスで183円/m)
大変よろしい
もうちょっと細いケーブル?
2534は外径が6mm
ステージで楽器からのケーブルには強靭で大変良いのだが
機材内やエフェクターボード内での使用となると、ちょっと??
もうちょっと細い外径4〜5mmくらいのケーブルでいいのがあれば?
と、物色していた
2319も大変良いケーブルだと思うのだが
ほんの少しLow-cut傾向?かな?
なので、物色していた
MOGAMI 2965
その2965が大変良かったので、調べてみると
2965のシングル版の2964があると知って・・・
秋葉原を徘徊して探すも、見つからず
ネットで購入
皮膜を剥いて
こんな感じで仮接続
こんな時のために
ワニ口クリップ付きのフォンケーブルが用意してある
マニアックさん、いらっしゃーい!
実験中
A-chに2964を5m、B-chに5mの2534を接続して
パチパチ切り替えて音を比べたり
B-chを違うケーブルにして比べたり
A-chに2964を5m、B-chに30cm!の2534を接続して比べたり
A-chを違うケーブルにして比べたり
30cmと比べると、どのくらいデーターが減っているかが解る
ケーブルで音が変わる
ケーブルで音が変わることは分かっている
でも、考えてみよう
音がケーブルを通過することによって、幾らかのデーター?が減っていくのは間違いなかろうが
何かを足すことはできない
それは間違いない
よく「音が良くなるハイエンドケーブル」と、銘打って販売されていたりする
中には、3万円以上もするギター用ケーブルもある
が、私は全く信じていない
だって、ケーブルで何かを足すことはできないから
機材
結局、一番信じれる自作の機材に落ち着く
ギター
⬇︎
自作ループボックス
⬇︎
自作プリアンプ
⬇︎
自作ヘッドホンアンプ
⬇︎
モニターヘッドホンSony CD900ST
結果
このケーブル=2964
外径4.8mm=細くて柔らかい
音もかなり優秀だと思う
めっちゃいいの見つけた
Highの減らない感じは、2534より良いと感じた
Lowの感じは実際にでかい音で確かめないとわからないと思う
今回はワニ口クリップでの実験だったけど
5mのシールドに仕上げて聴き直そう
ケーブル仕様データ
Mogami / モガミ
2524 : OFC 130pF/m 1芯6mm(ハイインピーダンス)
2549 : OFC 76pF/m 2芯6mm
2534 : OFC 65pF/m 4芯6mm
2319 : 155 pF/m 1芯5mm(ハイインピーダンス)
2964:OFC 57pF/m 1芯4.8mm
Belden 8412 190pF/m
Canare / カナレ
カナレGS-6 OFC 160pF/m 1芯6mm(ハイインピーダンス)
カナレGS-4 OFC 154pF/m 1芯4mm(ハイインピーダンス)
静電容量(キャパシタンス)
シールドケーブルには静電容量(キャパシタンス)という数値が存在する
静電容量(キャパシタンス)が大きいほど、高音域が減る傾向がある
今回の2964は、57pF/m(ピコファラッド/メートル)と大変小さい
実際に今回の実験でも明らかにハイ落ちが少なかった
BELDEN 8412
以前に大好きでこればっかり使っていたが
今回のやり方で聴き直してみると、
明らかに何かが変わってしまっている
190pF/m??
中域に集中した鼻詰まり?に変化している傾向
でも、歪ませた時の鼻詰まり感?がたまらなかったりする?
鼻づまり?の音?
わからない方のために、分かりやすく説明
B’zの松本さんの音?を想像すると・・
すごくいい音、かっこいい
でも、コーーって詰まった音でしょ?
そういう意味です
数値だけでは、とうてい語れないギターの世界だけど・・
勉強になったよねえー