OCDの改造について研究中
トーンの効き具合を調整するにあたって
ちょっと整理しておきたいことがあるので
お付き合い願いたい
かたぢけない
GUITAR TONE STYLE
OCDのトーンはエレキギターに内蔵されている
トーンと同じスタイルで構成されている
多くの歪みペダルでも採用されている回路である
パッシブのトーン回路は簡単に構成できるが
次段に接続される回路のインピーダンスによって
音量や音質が変化するという欠点があるが
この回路はその影響が比較的少ないとされている
さらに長所?としてはHigh成分を削っていくだけの単純な回路で
VolをMAXにした時、理論的?にはフラットな音が出力されるとされる
OCDのバージョンによる定数の違い
OCDのバージョンによって
トーンの可変抵抗(ボリューム)は25kΩAであったり10kΩBであったり
トーンのコンデンサーは100nFであったり47nFであったりするのだが
どういう違いがあるのか考えてみることにする
エレキギターの場合
シングルコイルピックアップのギターの場合
トーンの可変抵抗(ボリューム)は250kΩA
コンデンサーは0.047μFが多いかな
ハムバッカーピックアップのギターの場合
トーンの可変抵抗(ボリューム)は500kΩA
コンデンサーは0.22μFが多いかな
前述のようにVolをMAXにした時はフラットとして
Vol:0の時に
250kΩ//0.047μF=13.55Hz
500kΩ//0.022μF=14.47Hz
と、ほぼ変わらない
なぜ、このような定数が一般的となっているのか?
それは、この回路が
ボリュームの抵抗が大きい方が高音成分を多く出力でき
ボリュームの抵抗が小さいとトーン変化を細かく調整できるとされる
エレキギターのシングルコイルは高音成分が多く
逆にハンバッカーは低音成分が多くふくまれているので・・・
その特徴を活かすためにこの回路構成になったとされる
(他の要因も多くあるので信じないでね)
OCDの場合
初期型の、25kΩ//100nF=63.66Hz
V1.3以降の、10kΩ//47nF=338.63Hz
計算上の数値には大きな隔たりがある
また初期型の、25kΩはAカーブ
V1.3以降の、10kΩはBカーブでボリュームの変化が違うから
どのようにトーンが効くか?は数値だけでは分からない
さらにMadbeanpedalsにこんなのを見つけた
EgoDeath
OCDを改良した回路
こちらのトーン回路は、50kΩのBカーブと10nFの組み合わせ
これまでの例とは全く違うが、
50kΩ//10nF=318.31Hzとなり、V1.3以降と数値は似ている
I changed the values of the tone pot and cap
to balance it more to my personal liking.
トーンポットとコンデンサーの値を変更して、
より個人的な好みのバランスにしました。
と、書いている
是非試してみたいものだ
そしてAionFXの工夫
ボリュームの足を直接アースにつながず、
RX2の抵抗を挟んである
ボリュームを絞り切ったくぐもった音は使えないので?
調整の幅を広げようとしている工夫だ
オリジナル回路はジャンパー(0Ω)であるが
1kΩあたりから始めてみると良い、とアドバイスしている
やっぱすごいぞ!AionFX
私の頭の整理に最後までお付き合い、ありがとうございました。