OCDの改造について研究中
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トーンの効き具合を調整するにあたって
ちょっと整理しておきたいことがあるので
お付き合い願いたい
![](https://gakkura.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_0042.jpg)
かたぢけない
GUITAR TONE STYLE
OCDのトーンはエレキギターに内蔵されている
トーンと同じスタイルで構成されている
多くの歪みペダルでも採用されている回路である
パッシブのトーン回路は簡単に構成できるが
次段に接続される回路のインピーダンスによって
音量や音質が変化するという欠点があるが
この回路はその影響が比較的少ないとされている
さらに長所?としてはHigh成分を削っていくだけの単純な回路で
VolをMAXにした時、理論的?にはフラットな音が出力されるとされる
OCDのバージョンによる定数の違い
OCDのバージョンによって
トーンの可変抵抗(ボリューム)は25kΩAであったり10kΩBであったり
トーンのコンデンサーは100nFであったり47nFであったりするのだが
どういう違いがあるのか考えてみることにする
エレキギターの場合
シングルコイルピックアップのギターの場合
トーンの可変抵抗(ボリューム)は250kΩA
コンデンサーは0.047μFが多いかな
ハムバッカーピックアップのギターの場合
トーンの可変抵抗(ボリューム)は500kΩA
コンデンサーは0.22μFが多いかな
前述のようにVolをMAXにした時はフラットとして
Vol:0の時に
250kΩ//0.047μF=13.55Hz
500kΩ//0.022μF=14.47Hz
と、ほぼ変わらない
なぜ、このような定数が一般的となっているのか?
それは、この回路が
ボリュームの抵抗が大きい方が高音成分を多く出力でき
ボリュームの抵抗が小さいとトーン変化を細かく調整できるとされる
エレキギターのシングルコイルは高音成分が多く
逆にハンバッカーは低音成分が多くふくまれているので・・・
その特徴を活かすためにこの回路構成になったとされる
(他の要因も多くあるので信じないでね)
OCDの場合
初期型の、25kΩ//100nF=63.66Hz
V1.3以降の、10kΩ//47nF=338.63Hz
計算上の数値には大きな隔たりがある
また初期型の、25kΩはAカーブ
V1.3以降の、10kΩはBカーブでボリュームの変化が違うから
どのようにトーンが効くか?は数値だけでは分からない
さらにMadbeanpedalsにこんなのを見つけた
EgoDeath
https://www.madbeanpedals.com/projects/_folders/DistBoostOD/pdf/EgoDeath.pdf
OCDを改良した回路
こちらのトーン回路は、50kΩのBカーブと10nFの組み合わせ
これまでの例とは全く違うが、
50kΩ//10nF=318.31Hzとなり、V1.3以降と数値は似ている
I changed the values of the tone pot and cap
to balance it more to my personal liking.
トーンポットとコンデンサーの値を変更して、
より個人的な好みのバランスにしました。
と、書いている
是非試してみたいものだ
そしてAionFXの工夫
ボリュームの足を直接アースにつながず、
RX2の抵抗を挟んである
ボリュームを絞り切ったくぐもった音は使えないので?
調整の幅を広げようとしている工夫だ
オリジナル回路はジャンパー(0Ω)であるが
1kΩあたりから始めてみると良い、とアドバイスしている
やっぱすごいぞ!AionFX
私の頭の整理に最後までお付き合い、ありがとうございました。