昨日の話の続き
電子工作をするときのハンダの種類で
機材の音は変わるのか
比べてみよう
この度、新しく買ったハンダ
スパークルハンダ
0.8mm・150g
850円くらい
むちゃくちゃ使い易い
濡れ性
部品の金属表面に対して、はんだの馴染みやすさのことを一般的に「濡れ性」という
「濡れ性が良い=接合性が良い」とされている
ぴったりくっつくということ
このスパークルハンダはサッと溶けて、サッとくっ付く
つまり、濡れ性が抜群に良い
KESTER 44
これまで使ってきたハンダ
オーディオ用として人気がある
ギターやベースの内部配線時の半田としても大人気
0.040インチ(1.0mm)・454g
5000円くらい
単純にスパークルハンダの倍の値段なのだが・・・
人気が出るとすごくて??
楽器店などで15g〜20g程度が1000円くらいで売られたりしている
なんだかなあ???
溶けやすくて、水のようにさらさらになるのだが、
それがかえって?使いにくいこともあった
ハンダで音も変わるのか?
比べてみた
本当はケーブルやパーツをハンダ付けして比較するべきかもしれない
が、
私の駄耳ではそんな細かいことは聞き分けられないと思ったので
この方法で
パーツテスター
すでにおなじみ?のパーツテスター
オーディオ信号をパーツテスターに入力
パーツテスターに20cmほどはさんで
スイッチでパチパチ切り替えながら
その音を自作のヘッドホンアンプでモニター
音を比べてみた
モニターヘッドホン:SONY MDR CD-900
結果
音は変わる!
当たり前だ
線の太さも違うし、含有成分も違うだろうから
でも、微々たる差!!
KESTER 44 vs スパークルハンダ
どっちが良い?とは言えない
好みもあるだろうし・・・
ブラインドテストで「さて、どちらでしょう?」と聞かれても
多分私は聞き分けられないと思う
あえて言うなら・・・
低音は、KESTER 44⨠⨠スパークルハンダ
高音は、スパークルハンダ⨠⨠KESTER 44
でも、これは、
KESTER =1mm
スパークル=0.8mm
というハンダ自体の太さが大きく関わっているような気がする
(勝手な考えなので信じないでね)
ナチュラルさ?だったら、スパークルハンダが上?かも?
と、思うけど
好みの問題もあるだろうし、
信じないでね
HAKKO HEXSOL No.60
大昔に買った
特にオーディオ用ではない汎用だと思う
この度、これも音を聞いてみたけど
ちょっとガチャガチャするかな?
でも悪くない
古くてハンダの表面が変色して(錆びて)いるから、こういう結果になったのかも?
これも、すごく使いやすかった記憶がある
和光テクニカル・オーディオ用ハンダ
無鉛銀ハンダSR-4 Cu
鉛を排除し、銀と錫の純度を上げることで、
従来の銀ハンダに比べ30%以上も抵抗値が低い
すごく高価なハンダ
20cmを100円で売っていたので、試しに買った
使いにくくて、断念
この度、音を聞いてみたが、
抵抗値が低いからか(値段が高いからか)
さすがにすっきり聞こえるが
特に「音が抜群に優れている」とは感じられなかった
結論
スパークルハンダが、断然使い易い
音も悪くないし、値段も手頃
ハンダ付けの仕上がり具合によって、音が変わるのもよく言われる
濡れ性が抜群で接着性が高い
音よりも前に、ちゃんとハンダ付けされていないと、断線したり、ノイズの原因にもなるから
スパークルハンダがオススメです!
(個人の感想なので品質を保証するものではありません)
うふふふふ