新しい「エレアコ用のプリアンプ」を構想中
研究が進んでいる
ToneStack
今回はToneStackの回路を使って組んでみたい
ToneStackの性格?を知る必要がある
自分用の確認として記述
ToneStackはパッシブのフィルター回路なので、どこかの周波数を強調したりはできない
減衰させることのみできる
基本的にミッドが削られた、真ん中が谷になった周波数特性になる
上の図は、Duncan Tone Stack CalculatorというWindowsで動作するフリーのプログラム
ToneStackの動作が見られる便利なアプリのようだが、うちはMacなので使えない
残念でならぬ
参考になるページ
まずはこのページで勉強した
ちょっと大雑把な感じもするが、初心者?にはこの辺りから始めるのが良さそう
Tone Stacks: Fender Bassman 5F6-A vs. Marshall Model 1987
このページから3話は熟読した=すごい!
Tone Stack for Guitar Amplifier Reference Design
テキサス・インスツルメンツが提供する回路図
設計の考え方、テストデータまで提供されている
さらに自分用に記述
MIDDLEを10にしてTREBLEとBASSをゼロにした時、周波数特性は一番フラットに近くなる
その時信号は−10dB程度以上減衰されているので、その前、または後で増幅してやる必要がある
R1はスロープ抵抗
R1を小さくするとフラットのときの減衰量を少なくできる(ローミッドが強調される)
また、R1は削られるミドルの谷の低音側の傾斜(スロープ)を決める抵抗で、Slope Resisterと呼ばれる
それによってミドルの谷の中心周波数も変化する
C1で高音を調整
C1を大きくすると削られる周波数の上限が低い方にシフトする
なので、C1を小さくすると高音のみが強調されることになる
C3で中音を調整
C3を大きくすると削られる周波数が低い方にシフトする
C2で中音を調整
C2を大きくすると低音のみが強調されることになる
各アンプモデルのToneStackの定数について比較してみる
- Fender Bassman 5F6-A
- Marshall JTM45
- Fender Twin Reverb
- 土日で作るエフェクター(リットー)Vintage Tone
- YAMAHA F-100
- Texas Instruments Tone Stack for Guitar Amplifier
R1 | C1 | C2 | C3 | VR1 | VR2 | VR3 | |
5F6-A | 56k | 250p | 0.02u | 0.02u | 250k | 1M | 25K |
Marshall | 33k | 500p | 0.022u | 0.022u | 250k | 1M | 25K |
Twin | 100k | 250p | 0.1u | 0.047u | 250k | 250k | 10k |
Vin-Tone | 10k 3.5k |
1000p 3300P |
0.22u | 0.1u | 100k | 100k | 5k |
F-100 | 10k | 2700p | 1.0u | 0.5u | 25k | 25k | 1k |
Texas | 33K | 470p 940P |
0.022u | 0.022u | 250k | 1M | 25K |
回路図は訂正していないが、記事を訂正した