先日の記事で書いたヘッドホンアンプの基板を使って
ヘッドホンアンプを製作した
回路図
入力のC3.C5.は、ニチコンFG10u/50V
出力のC4.C6.は、パナソニックのOS-CON470u/16V
電源のC1.C2.は、ルビコンPK 470u/25V
抵抗は手持ちの汎用品を使った
こんな感じでラックケースに入れてみた
両電源の電圧をチェックしてから、オペアンプをICソケットに装着
安物のイヤホンで音を確かめて・・・
音はすぐに出たが、モノラルの定位の安定しない変な音
あれえ・・・凡ミス!!
ヘッドホン出力のアースが浮いてた・・
ああ、まだまだだな
ちゃんと音を確かめてから・・
説明書通りに出力の保護抵抗(R6,R10)を撤去、短絡
完成
CDプレーヤーをつないで聴くと、すごくいい感じでなってくれる
いわゆるChu-Moyタイプの簡単な回路であるが、普段のリスニングには全く問題ない
ノイズも無いので快適!
オペアンプの比較
説明書に記載の数種のオペアンプを差し替えて、サウンドチェックしてみた
NJM4580DD (秋月電気のデフォルト)参考価格25-
たいへん良く鳴っていると思う。十分良い音だが、ちょっとおとなしいか 電源ON時の「ボツっ」ノイズがでかい
NJM4558DD 参考価格25-
思ったより良い。くっきりしている。電源ON時のノイズは4580より小さい
NJM2114DD 参考価格100-
ダイナミック。これ、好きかもしれない。電源ON時のノイズ小さい
NJM5532DD 参考価格100-
すごくおとなしい 電源ON時のノイズはほとんどない
NE5532P 参考価格80-
上のNJM5532DDと同様におとなしい 電源ON時のノイズはほとんどない
NJM2043DD 参考価格70-
軽快!ちょっと軽すぎるか?電源ON時のノイズはほとんどない
MUSES8820 参考価格400-
音に厚みがあっていいのだが、電源ON時の「ボツっ」ノイズがでかすぎて使う気にはなれない
MUSES8920 参考価格480-
上のMUSES8820を高音寄りにした感じ 電源ON時のノイズは、ほとんどない
OPA2134P 参考価格320-
ダイナミック 2114を低音寄りにした感じかな?電源ON時のノイズは、ほとんどない
LME49720NA 参考価格260-
めっちゃにぎやか! 個人的には、にぎやかすぎる 電源ON時のノイズは、ほとんどない
考察
保護抵抗(R6,R10)を撤去したことで、電源ON時のノイズが目立ってしまうのだと思われる
あと、5532と2043がおとなしいのは、入力インピーダンスの違いだろう
IC自体の性能が悪いからではないと思う
この回路では、電源ON時のノイズのことも考慮して、NJM2114DDかOPA2134Pかなあ
すごくいい感じで鳴ってくれる!
追伸
この回路、電源で大きくサウンドが異なる
006P電池で、すごくいい音で鳴っているのに
市販のスイッチング電源だと思いっきりノイズが出てびっくり!
もちろん、ちゃんとしたアダプターを使えば、ちゃんと鳴ってくれるが。
ご留意されたし!