ちょっと時間ができたので、ハンダ付けをするぜ
Big Muff自作記事の06が昨年12月だったが、その頃からもうちょっと改造したかった
トーン回路
3つめと4つめのトランジスタの間に特徴的なトーン回路がある
専門的な説明解析は他のサイトの先輩方にお任せするとして・・
その部分を触りたい
回路図で言うと
R8(20KΩ)の抵抗とC8(0.01uF)のコンデンサーで形成されるローパスフィルターで低音成分のみを通し
C9(0.0039uF)のコンデンサーとR5(22KΩ)の抵抗で形成されるハイパスフィルターで高音成分のみを通し
それをR25-Tone(100KΩ)のボリュームで調節できるしくみになっている
ボリュームを絞り切ると795Hzより下の低音が強調され
反対にボリュームを開け切ると1855 Hzより上の高音が強調される
実機では、
ローパスフィルター(以下LPF)は20kと0.01uFで795Hz
ハイパスフィルター(以下HPF)は18kと0.0047uFで1881Hz
に設定していた
でも、もうちょっと何とか好みにしたいなあ
歴代Big Muffの回路を調べると
すごくたくさんのパターンが見つかったが
LPFは400Hz〜800Hz
HPFは900Hz〜1900Hz(例外的に400Hz)
に設定されていることが解った
ドンシャリサウンド?
たいていのモデルが
LPFは400Hz、HPFは1200Hzとか、LPFは800HzでHPFは1800Hzとか、真ん中が抜けている
このトーン回路は「そうやって使うもの」と思っていたが、それが正しいわけではなく
LPFとHPFを全く同じ定数で800Hzあたりに設定した回路もあった
なんとなく分ってきたぞう
改造
現在のトーンだと急激に効き過ぎる
Highを上げようとするとLowが急激に足りなくなるし、その逆も同じ
HighとLowを独立させる案もあるが・・・
BigMuffの特徴であるこのToneは活かしつつ・・
LPFとHPFでできている「谷の部分」をもう少し狭くするといいのではないか?
そこで
ある範囲で微調整できるようにしよう!と、考えた
上の切り抜いた回路図とLPFとHPFが上下逆になっているのでご注意
私の拙い知識を総動員して
こんな感じにしたらどうか?
と、考えたのだが・・
次回に続きます