スライドレバーの研磨まではしたが・・・
スライドレバーがうまく動くようになると、さらに欲が出て来る
ちょっとピッチが下がり気味の音がある
調律が必要なのだ
ブルースハープの調律は何度か試したことがあるが、クロマチックはやったことがない
ブルースハープは穴が10個でリードが20枚(20個の音が出る)
構造も簡単でパーツも少ない
が、私のSUPER 64 CHROMONICAは
穴が16個でスライドするので倍の32個
それぞれの上下にリードがついていて×2の64枚
なんと64枚ものリードがついている
だからSUPER 64 なんだね
めっちゃ大変そう、というか無理!
あきらめていたのだが・・・
ある日、チューニングメーターで調べていたら・・
よく使う4〜5個のリードで大きく(と言っても20〜30cent)下がっていて、その他は何とか大丈夫そう
今はちょうど時間もあるし、やるしかないな
いつやるんだ? 今でしょ!(なんか懐かしい)
分解してリードを削る
下向きの右から2番目のリードが斜めに傷ついているのが見えると思う
リードの下に薄手の名刺くらいの紙をはさんで楕円棒やすりで削った
先端部分を削ると音は上がるし、根元の方を削ると音は下がる
今回は吸音を3つほど、わずかに上げる方向で調整した
少し削っては吹いてみて(吸ってみて)チューニングメーターで確認、そしてまた削るの作業
カバープレートを装着するとまた変わってくるから、たいへん面倒だ
吹音のリード
吹音のリードはリードプレートの内側についていて、白いテープの様なバルブにも守られている
リードプレートを外しての、さらに面倒な作業になるようだ
ブルースハープの場合は吹音のリードも外側に引っぱり出して削ることが出来るのだが・・・
・・吹音については今回は見送り
ネット情報
よい時代になったもので、クロマチックハーモニカの調律などと言った超マニアックな情報も多く手に入る
いろんな意見ややり方も違うので、迷う部分もある
メンテナンスは自分でするべきだ!という意見もあるが、プロに任せるべきだ!という意見もある
どこまで信頼していいか?より、どこまで自分で出来るのか?もたいへん重要な気がする
ギターだったら
長年弾いているギターの世界だったら、
基本自分で調整して、大きな工事や自分で出来ない作業は専門家にお願いする
というのが私のやり方である
ハーモニカもこれに準ずるスタイルにしたい
もっと勉強してクロマチックハーモニカの世界ももう少し昇華したいと思った
頑張ります