昨日の記事はコンセントボックス、つまりは電源タップとも言われる複数の機材に電源を供給する為のもの
それも単線(平行ケーブル)で作る!という超反則技だった
それに比べると本日の電源ケーブルは正に正統派のストロングスタイルと言えよう
IEC コネクターと呼ばれるコンセントプラグを用いて機材に電気を供給する為の電源ケーブルである
いわゆる高級機材?に使用されている電源ケーブルを自作した
機材と電気と音
機材をつなぐ、実際に音が流れる「ラインケーブル」によって音が変わることは事実である
安物のケーブルだと音質だけでなく、ノイズが出たりすることもある
それは容易に理解できる
が、最近は壁コン セントから100Vを供給する「電源ケーブル」によっても音質が左右されると言われている
そんなことってあるのかなあ?と半信半疑であった、というか信じてなかった
ところが、実際に経験するといろいろと気になってしまう
機材に付属して いる電源ケーブルは、まあまあ「それなり」 なんだろうとは思うが、変によれていたり、すごく硬くて使いにくいことがある
当時、頻繁に使う録音に欠かすことのできない機材(現在は使っていない)「MOTU828」のケーブルが そうであった
そう、音質がどうの、とかいう問題ではなく、使いやすさや安定性?を考えての行動であった
いろいろと物色していたのだが、これまたピンキリでよさげなモノは値段が張る
そこで、オークションで見つけたBELDENのケーブルを用いて自作してみることにした
自作した電源ケーブル
作り方はいたって普通?なので、途中経過は省略する
ケーブル:BELDEN 19364
機材側 IEC コネクター: SCHURTER 4782
電源コンセント: HUBBELL HBL8215CAT
IECコネクター
SCHURTER 4782は比較的低価格で扱いやすいといわれている
音も色づけが少なく、素直であるとの評判からこれを選んだ
下の写真で分かると思うが、コネクターの真ん中にネジが貫通する形であるため3芯のケーブルを通すのには工夫が必要になる
初めて自作する、という人にはお勧めできないかも知れない
ホスピタルグレード
コンセントプラグは「ホスピタルグレード」とよばれる3極になっているものである
HUBBELL HBL8215CAT
「ホスピタル」というぐらいであるから病院で使う用に開発されたのかも知れない(不詳)
写真で判明していると思われるがBELDENのケーブルも3芯構造になっていてプラス、マイナス、アースとなっている
コンセントも3極になっている
当然のことながら日本の普通の壁コンセントにはささりません
はははは
HUBBELL HBL8215CATはプラグに対してケーブルが90度の方向に伸びるL型になっているところが気に入っている
高価であるが、安定感は抜群である
音
音はどうなんだろう?
デジタル機器に使っていると、劇的に良くなったかどうかはよく分らない
元々より悪くなってはいないことは確信できるが・・・
ただ、ちょっとやそっとじゃびくともしない?断線など絶対しない?安定性や信頼性は抜群である