冬になると空気が乾燥して、静電気が発生しやすくなる
昨日、そんな話をしていたので
ちょっとまとめておきたい
車に乗り込む時に「バチン」ときたり
金属のドアノブで「バチッ」となったり
外出から帰って、服を脱ぐ時にも
「パチパチパチ」となったりもする
いずれにしろ痛いのはイヤだ!
電位差
なぜ「バチッ」となるのか?
人間も車もドアノブも多くの物質は+と-の電気を持っている
その電気は水分を通じて大気中へ自然と放電されていて
電位差は生じない(0ボルト状態)
しかし大気中の水分が少ない『乾燥状態』になると
大気への放電が行われにくくなり
体内に電気を溜めこむ事になる
着ている服のインナーとアウターが擦れる等の『摩擦』
だけでなく
服と肌の摩擦でも電気は溜め込まれる
そして「その人」と「ドアノブ」の間に電位差が生じる
その電位差は約3,000ボルト以上とも
1万ボルト以上とも言われる
電圧はめちゃめちゃ高いけれど
電流はめちゃめちゃ小さいので
死に至ることはないだろうが
なるべく防ぎたいよね
静電気を防ぐ
電気がプラスに帯電するか?マイナスに帯電するか?
は擦り合わせる物体の組み合わせに左右される
例えば、マイナスに帯電しやすいポリエステルのシャツの上に
プラスに帯電しやすい羊毛のセーターを着たりすると
脱ぐ時にパチパチと強い静電気を感じる事になる
逆に羊毛のセーターのインナーには
同じプラスに帯電しやすいナイロン素材のものを選べば
静電気を防げる
静電気防止剤
「エレガード」も利用しましょう
放電する
車に触れる前に手のひらで
地面や
コンクリートの塀や壁
木などにタッチすると痛みなく放電できる
金属のドアノブに触れる場合も
一度壁にタッチしてから触れれば
「バチン」は回避できる
もう少し面白い方法としては
車のキーをしっかり持って
車の鍵穴にゆっくり近づけると
空中放電の光を見ることができるかも?
冬の暗い駐車場でお試しください