エレキギターはたくさん所有しているが
出力の大きなギターもあれば、極端に出力の小さなものもある
出力を大きくするブースターを入れてみようかな?なんて考えていた
気になっていたのはこれ!
Super Hard On (S.H.O.)
たいへん簡単な回路で、多くのジサッカーが制作していて評判も良いようだ
回路図はこちらから拝借した
本来は内蔵型ではないが、たいへん簡単な回路なのでギターに内蔵するのも容易に出来そう
もうひとつ、歴史的なギター内蔵型ブースターはこれ!
Strat Blaster
30年以上前にAlembic Strat Blasterとして発売されたときは1万円以上していた
そのうちに、国産のコピー品も出回り、結構流行った様な気がする
その後「エフェクター自作&操作術」にも掲載された有名な回路である
そこで
Super Hard OnとStrat Blasterを比較してみることにした
ブレッドボードで組んでみた
Strat Blasterをこっち側に
Super Hard Onをあっち側に組んで
スイッチでパチパチ切り替えられるようにした
アースは共通だが電源(9V/006P電池)は念のため別にした
Super Hard On
ほぼ回路図通りであるが、R1R2は手持ちの1MΩにした
入力の0.1はマイラー、出力の10μはニチコンミューズにした
Strat Blaster
こちらもほぼ回路図通りであるが、FETがJ201ではなく2SK30-GR
出力の1.5μタンタルはWimaの1.0μフィルムにした
ファーストインプレッション
Strat Blasterはすっきりとしている
Super Hard Onはちょっと「もやっ」とする
逆に言うとSuper Hard Onの方が太い音
出力のコンデンサーの特徴がもろに出ている様な印象
ブースト
ブースト量はSuper Hard Onの方が断然でかいが,歪む
フルブーストにするとクランチ、またはそれ以上に歪む
Super Hard Onはブースト量を変えると「ガサガサ」とノイズが出る
これはそういう仕様なので仕方がない。バイアスが変化しているからと思われる
結論
ギターに内蔵するんだったらStrat Blasterかな?
高音の調整は電源からの22kに並列にコンデンサーを入れれば出来るし
回路も安定している
歪みのブーストに使うんだったらSuper Hard Onの方が良いと思う
今回の2台、比較している人が少なく、めっちゃ興味があった
勉強になったよねえ
その後の実験でLove Pedal Cot 50が良い結果になった
下の記事からどうぞ!