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ヘッドホンアンプの製作-完成編
初出14/02/03
昨日の続き
パーツを半田付けしていく
パーツは前回とほとんど同じ
大きな違いは外部から±15V両電源を供給すること
なので、真ん中下のレールスプリッター回路は今回は必要ない
電圧が上がるので、出力の抵抗を4.7Ωから10Ωに変更してある
ケースに実装
前のケースのまま、中身を変えるだけなのでケース加工などが必要なく、すんなり作業は進んだ
今回不思議だったのは、オフセット調整用の半固定抵抗を動かしても、全くオフセット電圧が変化しなかったこと
両電源だからかなあ・・・?
ここでもさまざまなICにとっかえひっかえしていたら
前回採用したMUSES8820では、突然1.5Vもの電圧が発生!!
その時接続していたイヤホンを一瞬で破壊してしまった
イヤホンをした耳が急に熱くなった、びっくり!
そしてトホホである
イヤホンが1000円くらいのヤツでよかった?100均のだったらもっとよかったのになあ
MUSES8820の耐圧が±16Vなのが原因と見られる
一瞬16V以上が流れたのだろう
MUSES8820も壊れた
トホホ×2
BB-OPA2604を採用
耐圧±18VのOPA2604に変えるとめっちゃいい感じで鳴った
オフセット電圧も両チャンネル共0.3mV程度と優秀
完成
前面はヘッドホン端子が標準フォンとミニフォンでひとつずつ
背面はステレオ入力で、フォンとピンがひとつずつ
右側は±15V入力
外見は2007年に作ったヘッドホンアンプのまんま!であるが、中身は強力に高音質化に成功した
ボリュームを最大にしてもノイズも全くないし、
強力な音も、繊細な音も確実に再生してくれる
大成功
今まで作った自作の中で1番の優秀選手かも知れない
大満足
その後、レコーディングにもめっちゃ活躍している
この大成功には±15V両電源の外部電源が大きな要因になっていると思う
それについてもいつか詳しく紹介しなければいけない
もちろんトランス式の自作です