Maxon DS-830の製作02

自作エフェクター・歪み

昨日の続きの話

MAXON Distortion Master DS-830は

王道ディストーションペダルと言われていて

非常に評価の高いディストーション

Aion FXの回路図

Nebula (Legacy PCB)
Build a clone of the Maxon DS-830 Distortion Master from the Vintage Series. (Legacy project, new version coming soon)

回路の構成

FETの入力バッファー FET : 2N5457

オペアンプでの増幅と IC : JRC4558D

帰還でのソフトクリッパー:1N914 2〜4個

その後の信号ラインとアース間のハードクリッパー:1N914 2個

TrebleとBassのEQ トランジスター:2N5088 2個

音量を決めるボリュームを通ってから

トランジスタの出力バッファー トランジスター:2N5088

クリッパー

出音にいちばん影響すると思われる

クリッピングダイオードから吟味した

オペアンプ帰還のソフトクリッパー(D2~D5)で

ものすごく音が変わる

Aionのデフォルトは1N914であるが

私の好みは1N4148

4148-2個にすると歪みが増して音量が下がるが

ピッキングニュアンスが出にくいと感じた

4148-3個の非対称や

BAT41を加えた組み合わせも試した

LED2個対称にするとボリューム追従抜群になるが

サスティンが足りないと感じた

最終的に4148-4個対称に決定

ハードクリッパー

同時にハードクリッパーについてもサウンドチェックしたが

Aionのモディファイの

Soft : 10kTrimが効果抜群

クリッパーを4148-2個対称にしておいて

Trimをほんの少し回すだけで

音のつぶれがすごく緩和される

製作前にはこの内部トリマーを

外からも回せる工夫をしようか?

とも考えたが

一度調整したら動かす必要はなさそう

Riot製作の際にも学んでいたことだが

Suhr Riotの製作07
ハイゲインディストーション、Suhr Riot(サー・ライオット)の自作改造 その第7話 オペアンプIC4580が2個の歪み回路 クリッピングダイオードが無くても充分に歪んでいて、しかもその歪みもナチュラルでいい感じ ...

Aion FXのアイデア、素晴らしいと思う

ソフトクリッパーでもTrimを試す

オペアンプ帰還のクリッパーに

直列に抵抗を入れてある回路も見かける

R7やR11の22kオームがそれ!

これを機会にボリュームを挟んで試してみることにした

が!

まったく良い方向には変化せず

やはり4148-4個対称のみでOKとする


ダイオードクリッパーの実験だけで

あーでもない、こーでもない、と

めちゃくちゃ時間がかかる

これから

FET、トランジスター、オペアンプIC

を試みさなきゃいけないのか?

誰に聞いてんねん?

考えただけで

頭、くらくらする

 

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