ギター用のバッファーについて
先週末に色々と書き連ねたが
バッファーついて語るより前に
記しておかねばならないことがある
ギター用のケーブルについてである
ギター用シールドケーブルについて
エレキギターやベースから出る信号は、基本的にハイインピーダンスで
外部からのノイズの影響をたいへん受けやすい
なので、信号の通るプラスの芯線を
マイナスのシールド皮膜?で守っている状態にある
これがシールド線と呼ばれる所以
静電容量
前述のように、シールドケーブルは、
中心導体(信号線)を金属製の編組やテープなどで覆った構造をしている
電気を帯びた導体が向かい合うことによって、ケーブル内の導体間で電気が蓄えられ
コンデンサのように機能して静電容量が生じてしまう
この静電容量(コンデンサ機能?)によって音質の劣化が起こる

これはしゃーないねん
ケーブル仕様データ(静電容量pF)
Mogami / モガミ
2524 : OFC 130pF/m 1芯6mm(ハイインピーダンス)
2549 : OFC 76pF/m 2芯6mm
2534 : OFC 65pF/m 4芯6mm
2319 : 155 pF/m 1芯5mm(ハイインピーダンス)
2964:OFC 57pF/m 1芯4.8mm
Belden 8412 190pF/m
Canare / カナレ
カナレGS-6 OFC 160pF/m 1芯6mm(ハイインピーダンス)
カナレGS-4 OFC 154pF/m 1芯4mm(ハイインピーダンス)
Mogami 2534
最近?はもっぱらMogami 2534を好んで使っている

2534は65pF/mと静電容量がたいへん低い
ただ低けりゃいいわけでもないんだけどね
Belden 8412=190pF/mを好んだ時代もあったな
2534の太さとか触った感じとか取り回しの良さ、とか
サウンドを含めて総合して気に入っている
そんなことも選択の要素になり得る
音の良さ?だけではないから難しい
OFCケーブル
OFCケーブルとは、無酸素銅(Oxygen-Free Copper)を使用したケーブルのこと
高い電気伝導率と低抵抗が特徴
オーディオではOFCは標準かも?
OFCの方が音は良いそうだが、細いパッチケーブルなどは
違うもの(例えば2319)を選ぶこともある
いろんな要素の総合なんだよな
ハイインピーダンス用シールド
ハイインピーダンスの楽器用に、ケーブルの振動などから生じる
マイクロフォニックスノイズ軽減の対策などを施したケーブルもある

メーカーごとに色々と工夫して提供してくれてるんだと思う
感謝!
Mogami 2964
以前に記事にもしているが・・・

2964の静電容量は、57pF/mと、たいへん低くて素晴らしいのだが
ケーブルを動かすと、「シャカシャカ」とノイズが出て
ステージなどでは使い物にならないと思われる
そう!一筋縄ではいかないのだ
音が良くなるケーブル?
そんなもん、ありません
なるべく劣化しないケーブル!しか存在しない
メーカーによって音だけでなく、
強さや取り扱いやすさもふくめていろんな努力があり
そしてさらには音色的にもいろんな味付けもあって・・・
結局!好みで選ぶしかないのだが
「ハイエンドケーブル」などと謳う高額すぎるケーブルには疑問がある
というか、私は興味がない
ケーブルの方向性?
メーカーによってはケーブルの方向性を謳っていたりもする
こっちからあっちへ音(電流)を流す?と決めている?のか?
そんなん、あるんかなあ?
胴体の金属の分子的にはあるかも知れないけど・・・・
音の違いは・・・良く分からない?
私自身も2芯シールドで方向性を持たせてケーブルを製作していたこともあるけど
うーーーん、何だかなあ
今の私はオカルトの噂?っぽく感じている

話が長いねん