昨日の記事の続き
可変安定化電源
昨日完成するはずであったのだが
24Vをスイッチング電源で入力して
簡単に可変安定化電源を作る試み
上の赤いつまみがロータリースイッチ
1〜4の4つのモードを選択して
下の黒いつまみで細かく調整する
秋月電子のキットマニュアルによると
1. 0Ω:1.25V〜7.5V
2. 750Ω:5.9V〜12.2V
3. 1.5kΩ:10.6V〜16.9V
4. 2kΩ:13.8V〜20.0V
になるはずなのだが
本器の出力を計測すると
1. 0Ω:1.25V〜7V
2. 750Ω:5.9V〜11.7V
3. 1.5kΩ:10.7V〜16.6V
4. 2kΩ:13.8V〜19.3V
となった
どのモードにおいても最大出力が小さい
どこかが間違っているのかなあ?
それともスイッチング電源ではダメなのか?
いや、これまでの経験から
行けるはず!である
行けるはずなんだ
回路図にも書いてあるが
出力の電圧は
Vout=1.25×{1+(VR+RV)/R1}
の計算式で得られる
式を逆算すると
抵抗値の誤差も考えられるが
どうやら
使った手持ちの1KΩのボリュームが
最大で930Ωくらいしかないように思われる
外して抵抗値を計測
ビンゴ!
ボリューム最大で944Ω
ここが原因なのだな
新しい1KΩのボリューム(きちんと計測してから)に
交換
交換したが
モード4の最大が20Vになるはずが
19.98Vとわずかに足りない
これでも十分なのだが
きっと「ここ!」だろう、と
モード4の抵抗を2.2KΩに交換
21V達成
やったね
回路図修正
完成
1.24V〜21Vまで、連続的に調整できる
我ながら素晴らしい
秋月電子のキットが素晴らしいんだけど
蛇足ながら
一般的な電源AC/DCアダプターは
センタープラスが多い
ところがエフェクターの電源アダプターは
そのほとんどがセンターマイナスになっている
なぜか?は、いろいろの理由や歴史があるのだが
説明は避ける
つまんないからね
センターマイナス仕様のエフェクターに
センタープラスで供給すると
壊れてしまう可能性もあるから
十分に注意する必要がある
センターマイナスで統一
危険回避のため
自分の機材はセンターマイナスで統一してある
秋月電子で購入したスイッチング電源アダプターを
センターマイナスに改造
でも、良い子は真似をしないでね
編注:電源アダプターに24V 0.5Aと貼ってあるが
正しくは24V 0.8Aです。