北大路魯山人
きたおおじろさんじん 陶芸家であり料理家であり、希代の美食家で、食のプロデューサーであった北大路魯山人が命名したのだそうだ。(歴史上の人物と考え、敬称略とさせていただいた)
厚揚げ焼き
簡単に言ってしまえば、ただの「厚揚げ焼き」である。焼き目の付いた厚揚げに大根おろしを添えたものが雪虎、ネギを添えたものを竹虎という。
魯山人式は網で焼くようであるが、私はフライパンで焼いた。
油抜きをした厚揚げを半分の厚みにスライスして、フライパンで丁寧に焼く。
厚揚げのエッジのところが美味いんだよな。きちんと焼くこと。おろし生姜を乗せた。
竹虎
魯山人の竹虎は青いネギ、又はワケギを細く切って添えたものであるらしい。
私は長ネギをごく薄く切って、フライパンの余熱でほんの少し加熱したものを乗せたのが好きだ。
醤油と鰹節
醤油をたらして鰹節をちらす。マジ美味い。ビールがたまらんぜよ。
雪虎
雪虎も作った。大根おろしはよく水を切っておくこと。
青いネギを散らした。これじゃ雪竹虎かもね。
ポイントとしては、厚揚げが良くないとうまくできない(当たり前。)私は相模屋食料の「焼いておいしい絹厚揚げ」という商品を好んでいる。
「厚揚げ焼き」と言うと、何だか素っ気ないが「雪虎」とか、「竹虎」なんて言われると美味しそうでしょ。北大路魯山人、食の天才だと思う。また機会があれば取り上げたい。