ギターの音を歪ませるエフェクター
ディストーションProco Ratを自作改造する
その第4話
前回、ダイオードクリッパを試して迷宮入りし
その後膨大な実験を繰り返した
途中経過は多すぎて書けない
回路についての実験
R4−1MΩ
ランドグラフのMo-Dでは外されている
やってみるとパッシブのギターだとトレブルが少し増える感じがする
これはオペアンプの入力インピーダンスの変化によるものと思われる
この回路だと入力インピーダンスはR4−1MΩとR5−1MΩの並列合成値500Ω以下になると思われる(C8-1000pFも影響するので)
しかしながら、取っ払うとスイッチングのポップノイズの心配もある
私の場合はどこかにバッファーをはさんで、インピーダンスを下げるに違いないのでR4−1MΩは残すことにした
この2本の抵抗を2MΩにする手もあるが・・
R5−1MΩ
この回路では、R6-1kΩの手前につながっているが、R6-1kΩの向こう、オペアンプの3番に直接つながっている回路図もあった
やってみたが、違いが分らず、このままで行くことにする
C5-100pF
オペアンプの帰還に入っているC5-100pFで歪ませたときの耳障りな高音をカットしている
オリジナルのRatでは51pFか
この部分はソケットにしておいて完成後にも試せるようにした
R11−1MΩ
この回路ではFETのゲートからアースに落ちているが、ネットの回路図によっては1/2Vccの落としてあるものもある
試してみると・・
音の出方が違う!!
1/2Vccの方がすっきりしているように感じる
アースに落とした方がしっかりした音?言葉で表現するのは難しい
先にFETを比べてみよう
2SK30A-Y
キットに付属のパーツ
これをデフォルトとしてモディファイしていこう
2SK117など
2SK117・170・184など、色々試したがいずれも歪み過ぎたり、チーチー細くなっていく
2N5458
オリジナルのRatは2N5458らしい
これでないとダメだという情報もあり、取り寄せた
国産のFETとは足の順番が違うので、写真のように工夫して取り付けた
なるほど、デフォルトの2SK30A-Yより歪み感が少なく、かつ太くなる傾向で、いい感じ
2SK30A-GR
大番狂わせ登場
いつも使っている2SK30ATM-GRが、これが番狂わせ
すごくいい
2N5458とどっちにしよう?
何しろ大番狂わせなのだ
・・・つづく・・・